2021年3月7日
本日は傅仁宇の『審視揺函』から「目痛」の医案をご紹介したします。
樓全(ろうぜん)の治療経験が記載されています。
樓全善治男子,毎夜至目珠①連眉棱骨痛,頭亦半辺腫痛,以黄連膏等寒凉点之,益疼,諸薬不效,灸厥陰少陰,痛随止,半月後又作,又灸又止,月餘,遂用夏枯草,香附子各二両,甘草四銭,共為末,毎食後茶清調服銭半,下咽疼即減半,七日痊愈。(傅仁宇②『審視瑶函』③)
①目珠:眼球。
②傅仁宇(ふ・じんう):明代,江蘇省出身の眼科医。
③『審視瑶函』(しんしようかん):別名を『眼科大全』といい,傅仁宇の撰により,明・崇禎17年(1644年)に刊行された。
傅仁宇・『審視揺函』には「厥陰経」「少陰経」の施灸に加え,漢方薬を服用することで「目痛」を治療した記録が記載されています。