2021年6月26日
本日も『鍼灸大成』から「痹証」の医案をご紹介いたします。
乙卯歳①,至建寧②滕柯山,母患手臂不舉,背悪寒而体倦困,雖盛暑喜穿棉襖,諸医倶作虚冷治之。余診其脈沉滑,此痰在経絡也。余針肺兪,曲池,三里穴③,是日④即覚身輕手舉,寒亦不畏,棉襖不復著矣。後投除湿化痰之剤,至今康健,諸疾不発。若作虚寒,愈補而痰愈結,可不慎歟!(楊継洲『鍼灸大成』)
①乙卯歳:明・嘉靖34年(1555年)。
②建寧:明代の府名,現在の福建省の建甌。
③三里穴:手三里穴。
④是日:当日。
『鍼灸大成』には「肺兪」「曲池」「手三里」へ刺鍼することにより「痹証」を治療した記録が記載されています。